Program in 2026
⭕️ Performing Arts Camp in Koenji 2026 (PACK) 

『Performing Arts Camp in Koenji(PACK)』は、座・高円寺に約2週間滞在し、それぞれの実践や問いを持ち寄り、ともに考え、試行する、アジアを拠点とする若手アーティストを対象としたアートキャンププログラムです。

プログラムは、参加者が学び合い、リサーチし、ともにつくるプロセスを往還しながら進行します。

互いの実践や問いを共有するレクチャーやディスカッション、座・高円寺や高円寺の個性豊かな街そのものをフィールドとした、それぞれの関心に基づくリサーチなどを経て、最後には、それらを再び持ち寄り、参加者全員でひとつの「宴(パーティー)」を立ち上げます。

それぞれの実践を個人で深め、集団で共有し、再びそれぞれの実践へと持ち帰る。この往還のプロセスそのものが、(アジアの)連帯についての思考/試行につながることを期待しています。
PACK2026 Main Visual

⭕️ Theme

______の亡霊
Specters of ______


Theme of PACK2026

豊かさへ向かうたびに、何かが置き忘れられてきました。
より良い方へ、より正しい方へと進みながら、その過程で失われたもの、見過ごされてきたもの、言葉にならなかったものは、静かに積み重なっています。それでも私たちは、進み続けるしかないようにも思えます。
だからこそ、ときには立ち止まり、いま私たちが立っている場所を見つめ直す時間が必要なのかもしれません。一人で立ち止まることは難しくても、小さく集まることで見えてくる景色があります。
同じ時間と場所を共有し、ともに考え、ともに煮詰まる。それぞれが真剣に絞り出した思考や感覚が、思いがけない瞬間に誰かの思考と触れ合い、新しい視点をひらくことがあります。
ここでは、それぞれが自分自身の問いを持ち寄ります。しかし、その問いを自分だけのものとして抱え込むのではなく、お互いの取り組みに耳を傾け、ときに支えられ、ときに揺さぶられながら、自らの問いにも向き合っていきます。
見えないものや置き忘れてきたものにもう一度出会い、いま私たちの足元から考え始めるための場です。

渡辺瑞帆(セノグラファー・建築家)

私たちは「恒常性のデジャ・ヴ」のなかにいる。失効した20世紀の諸システムのゾンビたちが跋扈する。誰にも気付かれず、いつの間にか死んでいた父王が、我々を見つめている。

しかし、亡霊は未来からも訪れる。廊下の暗がりに、鏡の奥に、トンネルの向こうに佇む白い人影は、これから起こる事件の予兆でもあるのだ。実際、夜な夜な現れる父王は、エルシノアに来たる変革の徴でもあった。私たちを終わりなきデジャ・ヴの中に閉じ込めるのも亡霊ならば、世界に対する不安を掻き立てて、私たちにあらゆるものを疑わせ、未視感(ジャメ・ヴ)を引き起こすのも、同じ亡霊なのである。

劇場に幽霊話は付きものである。何せ劇場そのものが亡霊だ。その事を自覚しないあらゆる劇は、デジャ・ヴを蔓延らせる装置になるだろう。だから私たちは、“シアター”を脱臼させなければならないのだ。見知ったはずのものから立ち上がる不気味さ。そのなかに佇む連帯を探りたい。うまくいったあかつきには宴があるだろうから、その予兆になるよう、宴から始めたいと思う。

山田カイル(演劇作家・ドラマトゥルク)

⭕️ Facilitators

Photo: Kenji Seo

渡辺瑞帆     Mizuho Watanabe 

東京、豊岡(日本)

セノグラファー・建築家。Scenograff主宰、建築集団ガラージュ共同主宰。客席と舞台、そして都市や風景との関係性に着目し、あらゆる場を劇場として捉え、人々の動きや振る舞い、日々の習慣に働きかけるような空間の創造を目指している。兵庫県豊岡市と東京の二拠点で活動中。

2016-2018年 フジワラテッペイアーキテクツラボを経て、2020年 ガラージュ共同設立。2017-2023年 青年団演出部、2020-2022年 豊岡演劇祭事務局。

近年の主な活動は、バイオマス関連施設での野外演劇ツアー『バイオマス・マクベス』(森の芸術祭 晴れの国・岡山2024、企画:家を渉る劇)など。ガラージュでは今年、ARTE TOKYO(東京国際文化芸術祭)に参加予定。
撮影:上竹真菜美

山田カイル   Kyle Yamada

東京(日本)

演劇作家、ドラマトゥルク、翻訳家。抗原劇場代表。1993年テキサスに生まれ、その後青森で育つ。演劇というメディアの仮設性に着目し、「舞台芸術」の枠組みの内外を行き来しながら、社会において不変とされる概念を解きほぐす作品を展開している。過去作に、1人でパフォーマンスを立ち上げるためのインストラクション『1(忘)LDK』や、観客が自ら選んだ本を暗記するアートプロジェクト『華氏同盟』、熊害にまつわるリサーチプロジェクト『A CALL TO BEAR ARMS』など。ジュネスホワイトや木村玲奈など、ダンサーとの協働も多数。2026年より、SPAC「BIOTOPEー劇作家のためのキャンプ」に参加。

⭕️ Schedule

応募締切:2026.8.24(mon) 16:00(日本標準時)



一次選考 合否発表:9.2(wed)



二次選考 面接:9.7(mon)〜9.10(thu)



最終結果発表:9.17(thu)頃まで



オンラインキャンプ#1(オンライン):10.XX(xxx)  
(参加者決定後、日程調整を行います)



オンラインキャンプ#2(オンライン):11.XX(xxx)   
(参加者決定後、日程調整を行います)



オンサイトキャンプ:2026.12.6 (sun) - 12.20(sun)  
(座・高円寺 けいこ場1 / 座・高円寺1)

⭕️ Programs

実施内容(予定)

● ファシリテーター、コミュニケーションデザインチーム、ゲストらによる、レクチャーやワークショップ、フィールドツアー
● 座・高円寺および高円寺をフィールドとしたリサーチ
● 宴(パーティー)
● 参加者・関係者・劇場利用者等との交流プログラム ほか


「宴(パーティー)」について

プログラムの最後には、それぞれのインプットやリサーチをもとに、参加者全員でひとつの「宴(パーティー)」を作り、一般公開します。(要予約)

日程|2026年12月19日(土)時間未定
会場|座・高円寺1
言語|日本語・英語(通訳あり)
宴オーガナイザー|Performing Arts Camp in Koenji 2026参加者、ファシリテーター

⭕️ Application


> 募集要項

■ 応募資格
次の1~6のすべてにあてはまる方

1.アジアを拠点に活動している
2. 原則として2026年8月24日(応募締め切り)時点で35歳以下
3. 全ての実施日程に参加可能
4. 座・高円寺が行う広報およびPRに協力することができる
5. オンラインでの活動に必要な環境を整えられる
6. 日本への渡航・滞在に必要な手続きに協力できる
(ビザ申請や航空券手配等の手続きに必要な情報の提供(パスポート情報、顔写真等)/海外現地の在外公館へのビザ申請手続き *必要な手続きにかかる経費は参加者負担)
■ 応募方法
応募フォームより必要事項を全て英語で入力の上、送信してください。

> 応募フォーム

⭕️ Communication Design


ZA-Partyでは、国や文化等の異なるメンバーが集まる国際協働の現場において、その出自や立場に関わらず参加者全員が安心して挑戦できる環境を整えるため、企画段階から、アートを専門とする翻訳者/通訳者のチームであるArt Translators Colleciveが「コミュニケーションデザインチーム」としてプログラム設計に関わっています。プログラム期間中も、参加者が対等に対話に参加できる場を作るため、コミュニケーションのサポートをしていきます。


今年度は英語(と日本語)を基本言語としてプログラムを実施します。プログラム内のコミュニケーションは英語を基本としますが、劇場スタッフとのやり取りや、高円寺でのフィールドワークなど、日本語が必要となる場面も多く想定されます。そのため本プログラムでは、コミュニケーションデザインチームによる日本語・英語の言語サポートを提供します。


言語をめぐって政治的・歴史的構造を含むさまざまな非対称性が存在する中で、これは十分な方法ではないと考えています。しかし、ZA-Partyというコミュニティでは、言語を固定的なルールとして扱うのではなく、状況に応じてさまざまな言語やツールを使い分けながら関係を築いていきたいと思っています。そのため、翻訳や通訳を提供するだけでなく、異なる言語を話す人々がどのように場を共有し、関係を築き、協働できるのかということ自体を、参加者とともに実験し、アップデートを重ねていきます。プログラム開始前には、すべての参加者を対象に、コミュニケーションデザインチームがヒアリングを実施し、言語面で必要なサポートについて個別に確認します。


また書類選考および面接は英語で実施しますが、選考において語学力は評価対象となりません。ZA-Partyは、面接もまた、お互いがどのようにコミュニケーションを取れるかをともに試す小さな実験の場として捉えたいと思います。ご自身の第一言語⇔英語の通訳者の同席や、機械翻訳ツールの利用を含め、ご自身にとって最もコミュニケーションしやすい方法を、ご自身で選択・手配された上で用いてください。面接では、円滑なコミュニケーションを確保するため、コミュニケーションデザインチームが同席し、(日本語話者の)ZA-Partyオフィスメンバーに向けて、日本語⇔英語の通訳を行います。
ZA-Partyは、他者へのリスペクトを前提とし、様々な人が創造的な力を安心して発揮できるよう、このガイドラインに則って運営されます。

> ガイドライン


⭕️ Credit

Performing Arts Camp in Koenji 2026


ファシリテーター:渡辺瑞帆、山田カイル

コミュニケーションデザインチーム:Art Translators Collective
アートトランスレーター:田村かのこ、春川ゆうき、水野響、植田悠

[ZA-Partyオフィス]
チーフ・コーディネーター:平野みなの
コーディネーター:中原信貴、平野后久良
PR:ユカワユウコ、井上みなみ、染谷日向子
チケッティング:山内祥子、大澤麻衣
バックオフィス:河村美帆香

グラフィックデザイン:岡本太玖斗

主催:座・高円寺(指定管理者:合同会社syuz’gen)

芸術監督:シライケイタ
代表:植松侑子
館長:大川智史
管理統括:河村美帆香
総務:鳥飼健太郎、湯本美智子
施設:小南ひろ子、塚本玲奈、渡邉直子
票券:山内祥子、大澤麻衣
広報:ユカワユウコ、井上みなみ、染谷日向子
制作:古川真央、平野みなの、本田千恵子、宮本晶子、川勝俊輔、平野后久良、三次佑果
アシスタント:小野花音、白江咲子、戸北藍花、並木晴二郎、西脇将伍、西脇萌華、野村舞
デスク:甲斐美奈寿、河﨑正太郎、宮崎晋太郎
レセプション:伊藤由美、砂倉由紀子、松永健資、丸山雄也、山本貴子

技術管理:株式会社シアターワークショップ
まぁるいカフェ店長:加茂剛
設備管理・清掃:株式会社アキテム

後援:杉並区
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会











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